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編曲のやり方が分かる!楽曲のアレンジが物足りない時に試したいプラグイン【デモ音源あり】

編曲のやり方が分かる!楽曲のアレンジが物足りない時に試したいプラグイン【デモ音源あり】


完成に近づくほど、感性が遠のくジレンマ

DTMerの皆さんの中には、楽曲のアレンジの難しさを日々実感している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

トラックメイキングの出だしは好調でも、段々と次の一手が見つからなくなり、ただただトラックを増やしすぎてしまったり、やっぱり違うと削除してしまったり...。

明確にイメージしていた部分はトラック作りが捗るのに、完成に近づくと何か物足りない気がしてしまいませんか?

せわしなく動き回るフレーズではなくて、抑揚のあるフレーズが作りたい....。シンプルにコードを伸ばしているだけでもかっこいい音を鳴らしたい....。そんな悩みを抱える方も多いはずです。

そこで、今回はエフェクト1つでおしゃれな音に変身するようなプラグインをご紹介します。変化のイメージがしやすいように、実際にデモトラックを作りながらご紹介しますので、ぜひ聴きながらお読みください。

まずは試してみよう。エフェクト1つでおしゃれなトラックに!

今回はコード弾きのトラックで試してみましょう。ノッペリとなりがちなトラックにメリハリを生み出す方法として、エコーやディレイ、コーラスで動きをつける方法が有効な場合があります。

せっかく思いついたその展開。「楽曲に馴染まないな」と判断する前に試して欲しい一手です...!!

実際にコードを伸ばすだけのエレピのトラックを用意しました。これをMcDSP EC-300 Echo Collectionというプラグインのみを使って、いい感じの音に仕上げていこうと思います!

まずは、エフェクト使用前の音源をお聞きください。

どこか物足りない、動きがなくのっぺりしてますよね....。コードを伸ばしている間に他のパートの動きも少ないため、全体的に間が持たない感じがしてしまいます.....。

それでは、このエレピのトラックにEC-300 Echo Collectionをかけてみるとどうでしょう?

コードが伸びている間にも音の変化、揺らぎが感じられますよね。

エコー・コーラス系プラグインMcDSP「EC-300 Echo Collection」

EC-300 Echo Collection

EC-300は3つの代表的ハードウェアをモデルにした、エコー・コーラス系のエフェクトです。

このエフェクトプラグインのすごいところは、エコーの音を細かくアレンジできてしまうところです!

エコーやディレイというと原音を一定の間隔で繰り返す効果をイメージしますよね。しかし、プラグインによってはそのエコー音を多彩にアレンジできるものもあり、「EC-300」もその一つです!

今回のエフェクトのパラメータ設定はこのようになっています。

EC-300 Echo Collection

①SATURATION:EC-300の大きな特長の1つが、エフェクト音のみにアナログならではのサチュレーションをかけられるという点です。原音はクリアで綺麗な音なのに、後から続くエコー音は歪んだ音にして変化をつけています!

②FLUTTER:エコー音にコーラス系のエフェクト効果を与えてくれます。アナログ機材ならではの周期の速いピッチの揺らぎが生まれます。

③GROOVE:エコーの繰り返す周期は中央の「DELAY」ノブで設定できますが、そこから「GROOVE」で早めたり遅らせたり微調整ができます。今回はわずかにタメ気味なノリを出すために「2%」だけ遅くしています!

他にもさまざまなパラメータで”エフェクト音だけ”デザインすることができますよ!原音は変えず、エコーの音だけをデザインできるところが画期的ですよね!

おまけ

せっかくなので、エレピだけではなく、ワンショットのシンセのトラックも増やし「EC-300」をかけてみました!

EC-300 Echo Collection

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、編曲における物足りないトラックのアレンジ方法の一つとしてMcDSP EC-300 Echo Collectionを使ったエコー・コーラス系エフェクトをご紹介しました。

コードやメロディを考えた後の、エフェクトを使用したアレンジ的なアプローチ。楽曲が物足りないと感じた時、たくさんのトラックを盛り込むよりも、一つのトラックをかっこいい音に仕上げることを考えてみてもいいかもしれませんね!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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