FinalPlugは、ルックアヘッド・ピーク・リミッターとITU BS.1770ラウドネス・メーターを組み合わせたものです。FinalPlugはインサート・エフェクトとして使用し、ゲイン・ステージングやボリューム最大化のためのリミッターを提供することもできますし、マスタリング・チェーンの最後に配置し、オーディオがラウドネスとトゥルー・ピークのデリバリー要件を満たすことを保証することもできます。
FinalPlugのインターフェースは、これ以上ないほどシンプルです。ラウドネス・マキシマイザーとして使用する場合、希望の出力上限レベル、例えば-0.1dBを選択し、スレッショルド・レベルを調整します。スレッショルドを下げると音量が上がります。
ラウドネスとトゥルーピークの送出基準を満たすには、"Analyze "プリセットを選択し、次に送出目標仕様を選択します。これにより、統合されたラウドネスとトゥルーピークの目標レベルが設定されます。次にセッションを再生します。統合ラウドネスとトゥルーピークレベルは音楽の再生に合わせて表示され、目標レベルを超えるとオレンジ色になります。再生が終了したら、MATCH をクリックします。これでリミッターのパラメーターが目標仕様に合うように設定されます。セッションをもう一度再生すると、真のピークレベルを超えることなく、望ましい統合ラウドネスレベルが得られます。これで、適合したオーディオをエクスポートできます。
特徴
- ピーク・リミッターとしてもボリューム・マキシマイザーとしても使用可能
- 真のピーク・リミッター・モードを搭載
- オートリリースモード
- リミッターのオーバーサンプリング最大8倍
- ITU BS.1770ラウドネスメーター
- ラウドネスとオーバーフロー状態をオートメーション・パラメーターとして書き込める
- MATCHボタンにより、ラウドネスとトゥルーピークの配信目標に適合するようにリミッターを自動的に設定
- 一般的な業界デリバリー・ターゲットのプリセット・メニュー、または独自に作成可能
- 4ビットから24ビットまでのビット深度の切り捨て
- 包括的なノイズ・シェーピング・オプションを備えたTPDFディザリング
- UIをカスタマイズして、必要な機能のみを表示可能