Audio Modeling(オーディオモデリング)のミッションは、従来のソフトウェア弦楽器音源やソフトウェア管楽器音源につきまとう、特有の制限を乗り越えられる表現力の高いバーチャル・インストゥルメントを提供する事です。
リアルタイムにコントロールできない楽器に価値はあるでしょうか。表現力を持たない音楽を音楽と呼べないのと同様です。これらのシンプルな疑問が、私たちを研究開発へと駆り立てました。かつてない表現力を持つバーチャル・インストゥルメントの開発、それが最終ゴールでした。
この開発を通して誕生したのが、Audio Modeling独自のSWAM(Synchronous Waves Acoustic Modeling)テクノロジーです。これは、革新的なパフォーマンス・テクニック、物理・ふるまいモデリング・コンセプト、そしてマルチ・ベクター/フェイズ同期サンプリング・テクニックを高次元に両立させた技術です。
Audio Modelingのソフトウェア弦楽器音源、そしてソフトウェア管楽器音源は、SWAMテクノロジーにより、それぞれ別々のSWAMエンジンが用意されています。単なるベロシティ管理だけでは再現不可能な本物のサウンドをソフトウェア上で生々しく再現します。その圧倒的な表現力を再現するためにこそ、独自技術が必要だったのです。本来、さまざまな表情を持ち、演奏方法により幅広い表現力を持つ弦楽器と管楽器を納得のいく形で貴方の楽曲に。SWAMテクノロジーが、本物の楽器とまったく同様の質感と音色を作り出します。
SWAMテクノロジーの先進的なプロセッシング・テクニックによって、、ユーザーは異なるベクトル間での持続的なサウンド・モーフィングやインサートすることができます。シンプルに言えば、時間やダイナミクス、ピッチ、フォルマント、サブ・ハーモニクス、倍音など、かつてない幅広さで奏法や表現のコントロールが可能になるということです。しかも、それらはすべてリアルタイムでも表現可能です。SWAMエンジンは、楽器群の特性に応じて異なるバージョンが開発されています。木管楽器・リード楽器と弦楽器で異なるエンジン、SWAM-WはWoodwinds(管楽器)インストゥルメントに、SWAM-SはBowed Strings(弦楽器)にそれぞれ用いられています。