MultiDynamics 7

帯域を操る、精密な“音の外科医”
マルチバンド・ダイナミクス・プラグイン

Wave Arts MultiDynamics 7 は、6バンド構成のマルチバンド・ダイナミクス・プラグイン。
コンプレッサー、エキスパンダー、ゲートの動作を帯域ごとに独立設定でき、ミックスやマスタリング、ノイズリダクション、サウンドデザインなど、幅広い工程に対応します。

たとえばボーカルの中域だけをなめらかに圧縮したり、低域のダイナミクスを引き締めたり、高域をソフトに拡張して明るさを足すなど、周波数に応じた精密な処理が可能。さらに、外部サイドチェイン対応・リアルタイムスペクトラム表示・自動スレッショルド設定機能「Learn」など、プロ現場で求められる柔軟性と視認性を兼ね備えています。

主な特徴

• 最大6バンドの独立処理（圧縮・拡張・ゲート対応）
• 独自のクロスオーバーフィルター構造により帯域間の歪みを排除
• 6/18/30dB/octのクロスオーバースロープを選択可能
• クリーン／ビンテージ・モードのコンプレッション
• 外部サイドチェイン入力およびサイドチェインEQ対応
• 「Learn」機能により自動スレッショルド設定
• リアルタイム・スペクトラム表示＆帯域ごとのゲイン可視化
• ルックアヘッド、ニー調整、レイテンシー補正対応
• 出力ピークリミッター搭載
• ピーク／RMS／K-System対応の詳細メーター
• ゼロレイテンシー動作（ルックアヘッドOFF時）

活用例

ミックス補正：ボーカル帯域のみを圧縮して抜けを向上

マスタリング：低域を引き締めつつ高域を開放

ノイズ除去：環境ノイズを帯域別ゲートでカット

ダッキング：ナレーション時にBGMの中域のみを下げて明瞭度を確保

音響デザイン：帯域別にアタック感や空気感を調整

「MultiDynamicsは、私のボーカル／ダイアログ処理の要。
クライアントが“この音が好きだ”と言う理由の半分はこれです。」
― フレッド・パラガノ（Paragon Studios）（Paragon Studios, LLC）

「2006年からテンプレートに残り続ける数少ないプラグイン。
直感性・操作性・応答性・精度、すべてが秀逸。」
― シリル・ホルツ（HAL Audio）

動作環境

Mac

• 対応フォーマット：AU / VST3 / AAX
• macOS 10.13 以降
• Apple Silicon ネイティブ対応
• 64bitホスト専用

Windows

• 対応フォーマット：VST2 / VST3 / AAX
• Windows 7 / 8 / 10 / 11
• 64bitホスト専用

※ iLokライセンス対応（必須ではありません）

収録バンドル

TrackPlug 7は、Power Suite 7にも収録されています。