2022年10月14日、15日の2日間で開催された配信イベントMI FESTIVAL 2022。様々なクリエイター、エンジニアの方がそれぞれのテーマに沿って製品の魅力や使い方をお話してくださる豪華なイベントとなりました。
レポート第10弾では、1日目に出演していただいた 青谷明日香 さんによる「3大ピアノ音源徹底比較!自分に合うピアノ音源を見つけよう」のコーナーをご紹介します!
アーカイブ動画はこちら→https://youtu.be/j4qMPeOm4gM
リアルなピアノ音源が欲しい!ピアノパートは良い音がいい!
そう強く思う作曲者、編曲者さんは多いのではないのでしょうか?リアルなピアノ音源はたくさんありますが、ピアノ音源はライブや制作の様々なシーンで使われるため、すべての曲やフレーズにおいてベストな音源というものはなく、「自分に合ったピアノ音源」と出逢いたいですよね.....
今回登場する三つの音源の特徴を簡単にご紹介すると、MODARTT Pianoteq 7シリーズは、高度な物理モデリングでピアノの演奏による挙動ごとシミュレート。サンプルベースではない為非常に軽量(約50MB!)、サクサク動いてモバイル環境でもバッチリ使えます!
Synthogy Ivory II シリーズは著名ピアノのサンプルを丹念に収録。77GB以上の贅沢なサンプルとモデリング技術のハイブリッド。DSPによるリアルな共鳴の再現など圧倒的な表現力を誇ります。
そしてSpectrasonics Keyscapeはあのカリスマ、エリックパーシングによる総合キーボード音源。トイピアノからデジタルシンセのRhodesサウンドまで網羅した濃厚なコレクション。シンセの様に豊富なパラメーターも魅力です。MIDIキーボードに合わせたベロシティカーブもキャリブレーションできる優れもの。
おっとすみません!
ついつい語ってしまいましたが、やっぱり音源はスペックを見るだけで決めたくはないですよね。
そこで、今回はピアノの弾き語り活動に加え、CM楽曲制作、テレビ番組主題歌、映画主題歌・劇伴の楽曲制作など幅広いシーンでピアノを扱う 青谷明日香 さんの演奏でそれぞれのピアノ音源の聴き比べが行われました!
青谷さんとギタリストの Ishika さんによるライブには、ピアノ音源について考えるのを忘れてしまうほど魅了されました。(この文章もライブのアーカイブを聴いて癒されながら書いております....!
ピアノ音源だけではないですが、ソフト音源を選ぶ時は、できるだけ使用感を具体的にイメージするため、たくさんデモを聞きたいですよね。今回のライブは、それぞれの楽曲によって演奏されるフレーズの特徴も異なりますので、たっぷりピアノ音源を聴いてみてくださいね!