“個性、エネルギー、感性、それがこのプラグインのすべてだ。どんなツールを選ぶべきか、という伝統的やり方に悩むことなく、ほしいサウンドを探し当てることができる。トーンだけでなく、自分の個性を形作るための道具なんだ。だからほしいトラックのフィールに集中することが出来るんだよ”A・シェップス
Scheps Parallel Particlesは、グラミー受賞エンジニア、アンドリュー・シェップス(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、アデル、メタリカ、ジェイZ、ブラック・サバス、ラナ・デル・レイ)の技巧、ノウハウ、そして経験のすべてを、4つのシンプルなコントローラーに集約しています。各パラメータはアンドリュー自身がミックスにおいて重視しているプロセスを表しています。
Sub:サブハーモニック・ジェネレーターとして、そこに存在しなかった超低域の倍音を生成し低域を補強することができます。EQよりもむしろレゾナンスと捉えるべきもので、コントロールを失うことなくローエンドのプレゼンスを創りだします。
Air:トラックの存在感を左右する、「空気感」とも呼ばれるつかみどころの難しい高域の周波数帯にフォーカスしたパラメータです。Subと同じく、ハーモニック・ジェネレーターが、革新的な手法でそこにはない倍音を創り出します。下の周波数帯を元にトップエンドの帯域をシンセサイズして生成することで、伝統的なEQでは排除することが難しい副産物的なノイズを回避することが可能です。
Bite:音響的なバイタリティやエモーションを創りだすことを目的にデザインされ、主にフロントエンド・ノート(最も速く耳に届く音)をコントロールします。しかしリリースにも大きく作用し、アグレッシブなサウンドの演出に大きな役割を担います。シンガーはよりエネルギーに溢れ、スネアのアタックはより明確に、ベースのプレゼンスも向上させることができます。
Thick: シグナルにボディ加えるパラメータです。中低域~中域をうまく慣らすことで、マイクの近接効果やダークなアンビエンスに似た独特の質感を生み出します。
これらのコントロールは、それぞれがパラレルに、異なるやり方でサウンドのバイタリティを形作っていきます。わずかな変化を組み合わせることで、深いところまでサウンドを掘り下げ、大きな音像の変化を生み出すことができます。