SpaceBlender

空想上の空間マシン

SpaceBlender は、現実には存在しない空間を創造できる実験的リバーブです。

SpaceBlenderは、まったく新しい次元の空間と時間エフェクトへのポータルです。現実では実現できない形状、質感、音色を生み出す、実験的なリバーブで、非現実的で想像上の空間を作り出します。

テープループやディレイを重ねたアンビエント音楽の先駆者たちからインスピレーションを得て、SpaceBlenderは豊かで有機的に進化する空間エフェクトを生み出すために設計されています。

ドラマチックでシネマティックなサウンドメイク

SpaceBlenderは、非常に長い（あるいは極端に短い）非線形な空間や、豊かに変化するテクスチャを簡単に作成できます。シンプルな音でも、ドラマチックでシネマティックな広がりに変えてしまうのです。

ユニークなアルゴリズム構造により、空間の形状、密度、スペクトルの変化を、自然ではあり得ないような創造的手法で自由に彫刻できます。

• Time : リバーブの長さを100ms〜1分まで設定可能。Syncモードではトラックのテンポに同期させることもでき、アンビエントなループやフリーズ・テイル、ゲート・エフェクトに最適です。

• Color : を下げると暗くローファイな質感に、上げると時間とともに明るくなるリバーブを作成可能。これは従来のリバーブでは実現できない特徴です。

• Texture : SpaceBlenderのキャラクターを調整可能。上げればスムーズで豊かなリバーブ、下げればまばらでうねるような反復が得られます。

• Mod : SpaceBlender内部のランダムな動きをコントロール。オフにすると静的な音に、上げると滑らかで水のような広がりが加わります。Freezeをオンにすれば、出力が自分自身にフィードバックされ、進化し続けるアンビエントループが生成されます。

• Visualizer : 音とSpaceBlenderの空間やテクスチャとの相互作用を視覚的に表示します。特に長めのTime設定やスローアタックのシェイプでは、効果の進化を視覚的に把握できるので非常に便利です。
  また、画面上のX/Yカーソルをドラッグすることでリバーブのエンベロープを直感的に調整できます。演奏中にリアルタイムでエフェクトのタイミングや形を自在に操れる、楽しくインタラクティブな操作感が魅力です。

様々なトラックで効果を発揮

SpaceBlenderはシネマティックなサウンドデザインやアヴァンギャルドな実験だけのためのツールではありません。ボーカル、ギター、シンセなど、日常の音楽制作やミックスにも深みと奥行きを加える優れたエフェクトです。

アルゴリズムの革新

SpaceBlenderは、実験的なサウンドデザインと高度なアルゴリズム設計、そしてクラシックなデジタルリバーブの特性を融合させた新しいタイプのリバーブです。

創設者のKen BogdanowiczとサウンドデザイナーのAndrew Schlesingerは、Eventide DSP4000に搭載された伝説の「Black Hole」エフェクトのアルゴリズムとパッチを手がけた人物たち。リバーブとエフェクトの設計に数十年の経験を持つベテランです。

SpaceBlenderは、Ursa Major Space Stationのレトロフューチャーな質感、Lexicon 224の重厚で暗いリバーブ感、そしてSwarmatronシンセの密集したコーラスのような響きにもインスパイアされています。

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