作曲家、ピアニストNils Frahmの専用グランドピアノを体験してください。アーティスト自らが厳選、イントネーションを調整、フェルト製のダンパーを改良するなど、ユニークなコンサートグランドのサウンドが、ここにあります。このピアノは、バウハウス建築でも有名なベルリンのレコーディングスタジオFunkhaus Saal 3の理想的な環境で録音され、その結果、ユニークで力強く、心揺さぶる独特な雰囲気を持つインストゥルメントが誕生しました。
NOIREは特定のサウンドの再現だけでなく、刺激的な音色とクリエイティブなオプションで、独自のサウンドを作ることができます。ノイズを加味しリアリズムの追求、サウンドデザインの豊富なオプション、サブベースの調整など、創造的なトーンの変化を試してみましょう。さらにEQ、コンプレッション、リバーブ、ディレイで、ミックス内のピアノの位置を微調整できます。
曲によっては、自然なノイズや機械的なノイズを加え、リアリズムを強調したい場合もあるでしょう。ハンマーやペダルなど、ピアノが発する様々なノイズをブレンドしたり、部屋のノイズ、ヒスノイズ、聴衆のサウンド、その他の環境音を加えたりできます。指が鍵盤に触れる音など、演奏家が発する細かなノイズを加えることも可能です。
この贅沢なピアノサウンドを、古いラジオで放送されているようなサウンドにするのは、少し乱暴かもしれません。しかしそんなオプションが必要な場合でも、NOIREは幅広く対応します。例えば、トレモロでハイブリッドなエレクトリックピアノのサウンドを作ったり、ダークでムーディーなパッドに変えてみたり、荒削りなサウンドの歪んだ倍音を加えることができます。さらに「Style」機能を使うと、ピアノの音質をすばやく変えたり、動きを加えたり、連続的なノイズを載せることも可能です。
現代の音楽作品にはサブベースが効果的に使われていますが、NOIREにはサブベースがオプションとして含まれています。スタジオスピーカーをマイクロフォンとして使い、同じピアノをサンプリングした別のサブチャンネルを作り、そのサブハーモニック周波数を強調しました。
インターフェイスの重要な場所に位置する「Tonal Shift」は、楽器のスペクトル特性をすばやく変えることができる優れた機能です。BeatlesのプロデューサーGeorge Martinのテクニックから着想を得たこのダイアルは、異なるテープスピードで録音された楽器に生じる音色変化を再現しています。速度が半分や倍になったサウンドが、曲の雰囲気にどう影響するかお確かめください。
NOIREは、KOMPLETE Kontrolキーボードとスムーズに連携するように開発されています。NOIREを最大限に体験するには、フルウェイトのハンマーアクション鍵盤を搭載したKOMPLETE KONTROL S88をオススメします。
無償のKONTAKT PLAYER、またはKONTAKT(いずれもバージョン7.7.2以降)
プラグインフォーマット