クラシックなペダルとモジュラー・シンセシスを融合するAUTOシリーズ
AUTOシリーズは、オーディオ・プロセッシングの進化という枠にとどまりません。
すべてのAUTOシリーズで、演奏のニュアンスが「サウンド・エフェクト」要素の一部となります。TOUCH, DYNAMICS, NOTEの選択がサウンドを左右し、演奏に反応しリアルタイムに変化するトーンとテクスチャーを作ります。
AUTOシリーズを通して行うサウンド・デザインは、あなたの音楽表現そのものを、発見と驚きの旅へと誘います。
AUTO CHORUSの特徴
コントロール
- 3つのアルゴリズム:コーラス & ビブラート(100% WET時)、アンサンブル、フランジ
- 4つのコントロール:LEVEL、DEPTH、FEEDBACK、RATE
- 3つのシェイプ:SAWTOOTH、SINE、RAMP
セッティング例
- ディレイ・ビブラート
サステイン・ノートやコードに、ゆっくりと増加するビブラートを加えます。ペダルをCHORUSモードに設定し、WET音のみに設定。DYNAMICSをDEPTHノブに回し、ビブラートの深さを最大に設定します。DEPTH AUTOULATION AMOUNTを反時計回り方向に回し、各音の立ち上がりのVIBRATO DEPTHを抑制します
- レゾナント・コーラス・アタック
FEEDBACKを上げると、CHORUSの金属的な響きがサウンドに加わります。DYNAMICSをFEEDBACKノブにルーティングして最小値に設定し、AUTOULATION DEPTHをプラス・レンジで少しだけ加えます
- 加速するジェットエンジン
FLANGERは、ジェットエンジン音を彷彿とさせるエフェクトで知られています。PITCHをDEPTHとRATEの両方にルーティングすることで、ネックが上がるにつれてFLANGERエフェクトをより速く、より激しく動かすことができます
AUTOシリーズについて
「音色は指に宿る」と言われますが、AUTOシリーズほどそれが顕著なものはありません。各ペダルには2つのモジュレーション・ソースが搭載されており、演奏に合わせてコントロールできます。
DYNAMICSは演奏の音量ニュアンスに追従し、ピッキング・スタイルや楽器のラウドネス、ディケイなどを捉えます。
PITCHは、ノートの選択だけでなく、ベンドやビブラートも検出し、付属のパッチ・ケーブルを使うことでこれらのモジュレーションを4つのエフェクト・ノブにルーティングし、パラメーターを動かすことができます。
通常、エフェクトコントロールは、プリセット、エクスプレッション・ペダル、MIDIコントロールなどによって行われますが、その機能以上のクリエイティブな変化は生まれません。しかし、AUTOシリーズは、楽器の演奏に集中しながらもエフェクトをオーケストレーションするという、全く新しい演奏方法を提供します。
スイートスポットを見つける
4つのメインノブそれぞれに対応する小さなモジュレーションノブ(attenuverter)を搭載し、各エフェクトノブに対してモジュレーションの量と方向を調整できます。これにより、入力レベルに合わせて値を+-任意の方向にモジュレーションすることが可能です。微妙なパラメータの変化から大胆なモジュレーションまで、自分だけのニュアンスを見つけてください。
モジュレーションを作り込む
ダイナミクス、ピッチノブ、専用のモードスイッチを使用してモジュレーションをカスタマイズ可能です。ダイナミクスのディケイタイムを調整したり、ピッチトラッキングにグライドを追加したり、プレイスタイルや欲しいモジュレーション効果に合わせてレスポンスのシェイプを調整できます。
両方のフットスイッチを押すことで、演奏した音のピッチを閾値として設定できます。たとえば、A3を閾値として設定すると、PITCHモジュレーションはA3を超える場合にのみアクティブになります。同じように、ダイナミクスも閾値を調整可能です。設定された値よりも入力が大きいときのみモジュレーションが発生します。シンプルな操作で思いのままに、ユニークなモジュレーションを作り込むことが可能です。
3つのステップ
- STEP 1.エフェクトのセットアップ
3つのアルゴリズムから選択、4つのエフェクトノブを使用してサウンドを調整します。 ONスイッチでエフェクトをオンにします。
- STEP 2.パッチの作成
ダイナミクスとピッチの出力を、4つのエフェクトノブの入力にパッチします。 AUTOスイッチでモジュレーションをオンにします。
- STEP 3.モジュレーションの作成
モジュレーションノブで、モジュレーションの量と方向を調整します。微妙なパラメータの変化から大胆に変化するサウンドまで幅広く調整できます。
バックパネル
- IN/OUT - ステレオ・モノラル両対応
ステレオルーティングは通常のTSモノ/TRSステレオケーブルどちらでも可能です
- 切り替え可能な入力レベル
INSTRUMENT、LINE、EURORACK
- 切り替え可能なLEVELノブの機能
INPUT LEVEL、INPUT LEVEL + WET ONLY、DRY/WET MIX
- 9VDC センターマイナス
最大容量250mA以上のアダプタを接続
- TRACK IN
ダイナミクスおよびピッチを制御するためのシグナルを入力
- TRACK OUT
TRACK INのシグナルをチェイン、またはドライシグナルを出力
- MIDI/CLK IN
MIDI CLOCKまたはアナログトリガーsyncに使用可能
- USB C
ファームウェア・アップデート用端子
技術仕様
- ステレオおよびモノラル信号処理:通常のTSモノラルケーブルまたはTRSステレオケーブルによるステレオルーティングが可能
- 入力レベルの切り替えが可能: INSTRUMENT、LINE、EURORACKの切り替えが可能
- LEVELノブの機能を切り替え可能:INPUT LEVEL + DRY SOUND、INPUT LEVEL + KILLDRY、DRY/WET MIXの切り替えが可能です
- モジュレーションをコントロール:AUX信号をルーティングするためのTRACK入力
- TRACK入力をさらに通過させたり、ドライ信号を出力するためのTRACK出力、MIDI/CLK入力
- MIDI/CLK入力:MIDIクロックまたはタイム・ベース・エフェクト用アナログ・トリガー同期用
- DC9Vセンターマイナス電源インレット、最低250 mAの電源が必要です
- MIDIおよび将来のファームウェア・アップデート用USB-C入力
- パッチケーブル4本同梱
- 本体重量:450g
- 本体の外形寸法:長さ15.2×幅10.2×厚さ7.5cm
- パッケージ重量:600g
- パッケージ梱包サイズ:長さ16.4 x 幅11.2 x 高さ9 cm