


メロディック・ダブラーやハーモニー・クリエイターとして演奏することも、パワフルで多彩なドローン・ジェネレーターとして使うことも可能。さらに、X-MODやボコーダー・エンジンを使って、楽器の音を歪ませたり加工したりすることもできます。
エミュレーションでもなければ、アナログ・モデリングでもありません。ブラシ付きDCモーターそのものの生のサウンドを、極限まで追い込み、精密にコントロールして実現したサウンドです。

MOTOR Pedalは、リアルタイム・ピッチ・トラッカーを使用して、あなたの楽器の出力信号を解析します。ギターでもベースでもマイクでも、モーターの回転速度はあなたが演奏している基音の周波数に正確に同期します。たとえば、入力が440Hzの場合、モーターは毎秒146回転する必要があります。
精密に調整されたインダクターが、モーター内部のコイルが回転する実際の動きを捉え、その機械的エネルギーをオーディオ信号に変換します。

MOTOR Pedalには、モーター・コアを基盤とした5種類の個性的でパワフルなサウンド・エンジンが搭載されています。
声でも、歌でも、ギター・ソロでも、このマシンを通して“直接語りかける”ことができます。



MOTOR Pedal には、多機能ガスペダルが搭載されています。操作モードを切り替えることで、モーターのピッチや挙動を自在にコントロール可能です。

MOTOR Pedal は、特別に設計された ブラシ付きDCエレクトロモーターブロック をコアサウンドエンジンとして採用しています。
時間の経過とともにモーターのブラシは摩耗し、やがてモーターブロックの交換が必要になります。その際は、ペダルの 「CHECK ENGINE」ランプ が オレンジ、そして 赤 に変化して交換時期を知らせます。

耐用時間はおよそ3,000〜5,000時間です。
交換作業は非常に簡単 で、アンプの真空管を取り替えるのと同じくらい手軽に行えます。専門的なメンテナンスは不要 で、ユーザー自身で簡単にモーターの交換が可能です。


Takeshi ( Boris ) レビュー
このペダルをつなぎ初めて音を鳴らした時、「何なんだこれは!?」という衝撃が走ると同時に、どう使いこなせばいいのか正直戸惑った。
だが簡単なレクチャーを受けつつ訳もわからずいじっているうちに、このペダルの「沼」に引き込まれていた。
MOTOR Pedalにはその名の通り、車のアクセルペダルのようなスイッチがあって、車を運転する人なら伝わりやすいと思うが、アクセルやブレーキワークだけで曲がりくねった道を走り抜けるような「直感的に操ってる感」がスリリングで、演奏というよりも運転しているような錯覚にハマってしまう。
いわゆる「飛び道具」的な使い方ももちろん楽しいし、モノフォニックなので単弦でのギターリフはより攻撃的に、逆にロングトーンやベースに合わせると荘厳なシンセサウンド、深いリバーブやディレイを足すとテルミンのようなスペーシーな音も作り出せる...などと色々試しているうちに、MOTOR Pedalに膨大な時間を溶かされていることに気づく。楽しい!
Boris バイオグラフィー
1992年結成、96年にTakeshi、Wata、Atsuoという3ピース編成へ。 活動当初から一貫して独自の方法論、自らの想い描く”Heavy”を追求し続ける。 ”重さ”は深度を深めつつ、固定化されたジャンルやスタイルに捉われない音楽性はリアル"Heavy Music"と言えよう。 文字通り世界先端のロック・シーンにおいてその影響力も計り知れない。トレードマークとなっている「轟音・爆音」はその言葉だけでは語りきれぬ領域へ突入している。
活動30周年の2022年には『W』『Heavy Rocks(2022)』『fade』と3枚のアルバムを発表。 パンデミック以降はドラマーに准メンバーとしてMuchioを迎え、海外ツアーも継続して勢力的に行っている。 2023年秋には43公演に及ぶMelvinsとのU.S.ダブルヘッドライナーツアーを完遂。2024年春には清春とのAUSツアー、秋には1stアルバムの25周年記念U.S.ツアーをツインドラム編成にて6週間行った。 30年の活動を超えて独自のスタンス、D.I.Y.スタイルをさらに活性・先鋭化させている。
Official site : https://borisheavyrocks.com/
IG : https://www.instagram.com/borisdronevil/
X : https://twitter.com/Borisheavyrocks
Youtube : https://www.youtube.com/@borisheavyrocks