最も厳しいプロフェッショナルの要求に応えるシリーズとして、Focalの持つ技術の集大成を用いて開発されたSTシリーズ。Focal Professionalの中で最も評価の高い、SM6シリーズからのサウンド、デザインを継承しつつ、更なる進化を遂げました。
最適化された音響・拡散特性をもつツイーターバッフルの搭載、内部・外部ポートにフレア構造を採用し、スピーカー本体自体の強度も格段に向上しました。
フランスで製造されたST TRIO 6は、完璧な透明性、精度、ダイナミクスを提供する3ウェイモニターです。1ウェイと2ウェイのモニターに切り替えられる2種類のフォーカスモードを搭載しており、Trio6は1台で3台の分のモニターとして活躍してくれます。
このスタジオ・モニターはベリリウム製インバーテッド・ドーム・トゥイーターを搭載し、その周波数特性は最大40kHzまで再生します。 また、5インチのミッドレンジと8インチのウーファーにはWサンドウィッチ・コンポジット・コーンを採用。カットオフ周波数は35Hzです。 SOLO 6やTWIN 6と同様、TRIO 6もFocalの最高技術を採用しています。
TRIO 6はFocalの3ウェイスタジオモニターを再定義するベンチマークとなるラウドスピーカーです。
‘W’コンポジット・コーンはFocal社がフランスで製造したもので、周波数応答カーブを完全に最適化することが可能です。このコーンの軽さと剛性というユニークな特性は、素材内の信号伝達速度を制御します。構造用フォームの厚みを調節することで、コーンのダンピング品質を非常に正確に制御することができます。リスニング時には、完全なる音の透明性、非常に低い歪み率、優れた位相特性を作り出します。
フォーカル品質を保証するトレードマークとも言える「リバースドーム・ツイーター」にチタンよりも堅くアルミニウムよりも軽い素材ベリリウムを採用しています。40kHzまで伸びるリニアな周波数特性を実現しています。さらに、トランジェントの改善、干渉の抑制などのアップデートにより、よりニュートラルなサウンドを実現しています。ツイーターバッフルのアップデートも行われ、上部からの回り込みを回避しつつ、よりスイートスポットを広くすることに成功しました。
TRIO 6は2種類のフォーカスモードを搭載しています。
フットスイッチ・ペダル(別売)1台でコントロールでき、スピーカー背面のスイッチでフォーカスモードを選択しておけます。("1 "または "2") または、デュアルフットスイッチペダル(別売)で、フォーカスモード(右スイッチ)をアクティブにし、フォーカス1とフォーカス2(左スイッチ)を入れ替えることもできます。スピーカー背面のスイッチは "1+2 "になっている必要があります。
Solo6、Twin6、Trio6には、可変ハイパスクロスオーバーと160Hzパラメトリッククロスオーバーが搭載されており、コンソールやデスクによる反射を低減します。On/Off選択可能なオートスタンバイモードも備えており、ラウドスピーカーをコントロールするためのシンプルで不可欠なオプションとなっています
ST6シリーズのキャビネットは、厚みのある堅牢な素材を使用し、これまで以上に高い剛性とダンピングを実現し、振動や歪みを抑えた設計になっています。