数十年にわたり世界中のプロフェッショナルに信頼されてきた DT 770/880/990 PRO。
その中でDT 880 PRO は、セミオープン設計により「開放型の抜け感」と「密閉型の情報量」を両立する、クラシックシリーズのバランス型リファレンスです。自然でニュートラルなサウンド、広いステレオイメージ、そして極めて高い解像度により、ミキシング/マスタリングのベンチマークとして世界水準のクオリティを提供します。
DT 880 PRO は、“見通しの良さ”と“正確な描写”を両立するセミオープン型。
音場は広く、素材同士の距離感やリバーブの量感が把握しやすいため、コンプのかかり具合やEQの効き方、ボーカルの前後関係などを細部までチェックできます。高域の伸びは滑らかで、耳に痛くなりにくいのも長時間作業における美点。低域はタイトかつ過不足のない量感で、キックとベースの重なりも把握しやすく、トーンバランスの基準として頼れる一台です。
いずれも同一設計のトランスデューサーを採用しており、基本的な音質は同じです。違いは装着と付属品で、DT 880 Editionは自宅リスニング向けにヘッドバンドがややソフト、DT 880 PROはスタジオワーク向けにやや硬めで安定したフィット感を得られます。付属ケーブルはDT 880 Editionがストレート、DT 880 PROが取り回しと耐久性に優れるコイルタイプです。
用途や使用環境に合わせて選ぶのがおすすめです。
※駆動力に余裕のあるヘッドホンアンプやスタジオ出力との組み合わせを推奨します。