Wavesは30年間にわたりEQの設計に取り組んできました。しかし、もっと正確で、もっとパワフルで、さらに効率的で楽しいEQが存在したらどうでしょうか?
近年、スタジオテクノロジーやワークフローの多くの分野で大きな進化が見られる中、EQの分野も変革が求められています。 そんな中で誕生したのが、EQの進化をリードすることを目指した新しい「Curves Spectral」シリーズ。その最初のプラグインが「Curves Equator」です。Curves Equatorは、レゾナンス処理に特化した非常にスマートなプラグインです。問題のある周波数を除去し、レゾナンスを調整、不均衡な周波数をバランスさせることで、2ミックス、ボーカル、楽器サンプルの音質を瞬時に改善します。
さらに、音源を学習し、パーソナライズされたサプレッション・カーブで過剰な処理を防止。マスキングされているソースのサイドチェインを学習し、ダイナミックな逆カーブを適用することで、革新的な周波数アンマスキングを実現します。
ほとんどの音源には何らかの問題が潜んでいます。部屋の反響や再生機器の解像度、他の楽器によるマスキングで一見気にならないこともありますが、そういった問題を正確に処理することが大切です。
そこで、Equatorを開発しました。Equatorのパラメーターを調整するだけで、ミックスから不要な帯域が除去され、クリアでバランスの取れたサウンドに仕上がります。
多くのEQプラグインは、固定されたカーブでサウンドを処理するため、あなたが作り上げたユニークなサウンドが、特定のタイミングで狙い通りのクオリティから離れてしまうことがあります。
Equatorは、素材ごとに「学習」し、パーソナライズされたサプレッションカーブを提供。異常や不均衡から音を保護し、過剰な処理を防ぎます。
「Learn」機能を使えば、オーディオの健全な部分をテンプレートとしてキャプチャ。その後、Equatorがそれに基づいて残りの信号を丁寧に処理します。
サイドチェインを通じて「学習」させることで、ソース同士が同じ周波数で競合するのを防ぎ、ミックスに余裕とサウンドの安定感をもたらします。
ボーカルが最重要な場合は、ボーカルのカーブを「サイドチェイン・ラーニング」させ、その逆シェイプを楽器バスに適用。これにより、静的にも動的にも、両者のための完璧なスペースを確保することができます。
Equatorが処理する問題箇所は、あくまで客観的なものです。しかし、時にはあなたのこだわりや個性が失われる可能性もあります。
そこで、シェイプ&チルト・コントロールを採用し、好みに応じて処理の目標を自由に調整できるようにしました。これにより、バランスの取れたサウンドを維持しつつ、個性も反映させることが可能です。
通常のEQやダイナミックEQによるレゾナンス・サプレッションでは、問題のある部分を過剰に処理してしまい、サウンド本来のエネルギーが失われがちです。
Equatorには、減衰させない周波数の音量を自動的にブーストし、入力RMSに一致させる独自のオートメイクアップゲイン機能が搭載されています。この機能は、オン/オフの切り替えも可能です。
カスタマイズ可能な4つのプロセッシング・バンド、8つのノード、微調整用パラメーターの数々など、自動処理からの追い込みまで幅広いサウンドメイクが可能です。