摩擦が音に、減衰が美に変わる。
Native Instruments「Erosia」は、金属やガラス、木材など“マテリアルの声”を極限まで拡大し、シネマティックな音世界へと変換するサウンドデザイン・エンジン。ガラスの弓弾きや軋む蝶番、氷がひび割れる瞬間など、通常では耳に届かないほどの繊細な振動を捉え、壮大なテクスチャーと進化するサウンドを生み出します。
Erosiaは、素材の摩擦と共鳴から生まれる音をテーマにした、シネマティック・サウンドデザイン用インストゥルメント。ガラスの弓弾き、錆びたヒンジ、割れた木材など、身近な素材が持つ“音の記憶”を収録し、コンタクトマイクと従来のマイク録音を組み合わせることで、内部振動と自然な空間の響きをリアルに再現します。エンジンは4レイヤー構成で、粒子化されたGrainレイヤーに加え、Sampler/Wavetableレイヤーを3基搭載。Transformコントロールを用いて緊張・解放・減衰の間をシームレスに行き来し、音色を動かすことができます。さらにモジュレーションページでは、LFOやエンベロープ、シーケンサーによる高度なアニメーションが可能。Kinetic MetalやKinetic Toysで知られるJeremiah Savageによるサウンドデザインで、静寂から嵐まで、素材が語る音のドラマを描き出します。