マルチバンド・ダイナミック・プロセッサー
Alchemistは、FLUXのダイナミクス・プロセシング・アルゴリズムを統合した、マルチバンド・プロセッサーです。デジタル機器に懐疑的な人をも唸らせた、ピュアで、なめらかなサウンドで、繊細なマスタリングからクリエイティブなミキシングまで対応します。
AlchemistはPureシリーズ、およびSoleraの機能をほぼすべて網羅し、さらに各ダイナミクス処理を5つの周波数帯に分けて調整することができるマルチバンドプロセッサーです。周波数帯ごとの調整が可能なため、例えば低域と高域で異なるセッティングのコンプレッション、エクスパンダーを使用することができます。
“(Alchemistは)微細部まで手が届く5バンド・ダイナミクス・プロセッサーです。各バンドにコンプ、エキスパンダーのほか、スレッショルドを超えたときに音量を大きくするディコンプ、ディエキスパンダーを搭載し、パラメーター数は100!に迫ります。それも各バンドに!(中略)Bitter/Sweetはトランジェントを調整するもの。トゲトゲした耳障りな音を聴きやすくしたり、ドラムの金物のエッジ感を強調したりなどメリハリを演出可能です”
- 星野誠(サウンド&レコーディング・マガジン/2009.2)
特徴
- 18dB/octから54dB/octまでスロープを選べる、最先端のIIRクロスオーバー。
- 各バンドに、コンプレッサー、エキスパンダー、ディ・コンプレッサー、ディ・エキスパンダーを装備。
- 各バンドで、トランジェント、MS Widthを調整可能。
- バンド数は1バンドから5バンドまで、切り替え可能。
- 最終出力段階に、ニーを調整可能なブリックウォール・クリッパーを装備。
- プロセスされる信号にディレイ・ラインを追加して、ゼロ・アタックを実現するAuto Delay機能付き。
- 入力信号量に対応して変化するオート・レシオ機能と、マニュアル・レシオ設定のバランスを、ダイナミック・レンジに応じて自動調整するAngel’s Share機能。
- 入力信号量に対応して変化するオート・スレッショルド機能と、マニュアル・スレッショルド設定のバランスを、ダイナミック・レンジに応じて自動調整するHysteresis機能。
- トランジエントを調整するBitter Sweet機能のかかる位置は、プリ/ポストから選択可能。
- クラシック、フィード・バックワード、Soleraモード等、複数のディテクション・アルゴリズムを用意。
- ステレオ感を調整する、MS Width調整機能。
- 1つのプリセット内にA/B2つの設定と、A/B設定間をモーフィングするフェーダーの位置を記録可能。
※ソフトウェアを使用するには、無償で作成可能なiLok.comのユーザーアカウントが必要です(iLok
USBスマートキーは必要ありません)
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