LIO-8 mkIVは、ワールドクラスのコンバーター、アウトボードを多用するスタジオやDolby Atmosにも対応可能なモニターコントローラーを1台に統合した、モジュール拡張可能なコンプリート・レコーディング&ミキシングコンソールです。
20年以上にわたり、Metric Haloのサウンドは世界中のミュージシャンやオーディオエンジニアに愛されてきました。
第4世代となるmkIVのアナログおよびコンバーターステージは、既に世界クラスの設計を誇るLIO-8/4pをさらに進化させ、温かみがありながらもディテールに富み、開放感と音楽性のあるサウンドを提供します。あなたの作品を最高の形で捉え、表現します。
mkIVは、複数ソース・複数出力先に対応した、Dolby Atmos®(最大7.1.4)までのサラウンド対応モニターコントローラーを搭載し、アナログゲインコントロールとリレーハードミュートも備えています。
大型レコーディング&ミキシングコンソールの感覚を1Uサイズの筐体に収めたと錯覚するほどのmkIVのミキサー機能。無制限のルーティングを可能にします。
MHLinkは、複数のMHユニット間、そしてコンピューターへのGigabit Ethernet接続を含めた、自己構成型の超低レイテンシーかつ高帯域幅のオーディオおよびデータのバックプレーンを提供します。
すべてのmkIVユニットにはUSBオーディオクラスインターフェースが含まれており、Mac、iPhone、iPad、Android、Windows 10以降、LinuxなどのUSBオーディオホストにドライバなしで接続できます。
MHLinkシステムにおいて、各mkIVユニットのUSBポートはユニークな「Satellite Computer Port(SCP)」機能を提供します。
SCPにより、サテライトコンピューターをmkIVミキサーにルーティングに制限なく接続可能です。複数ユニット構成では、すべてのSCPポートが同時に利用できます。
ソフトウェアインストゥルメント、サンプラープレイヤー、クライアントコンピューター、モバイルデバイスを追加インターフェースや複雑なクロック設定なしに統合できます。
MIOミキサー内の任意のチャンネルを、ホストへ返す出力やSCPポートへの出力も含む任意の出力へルーティング可能です。
追加のソフトウェアや複雑なルーティングモデルを使うことなく、アプリやコンピューター間での音声ルーティングが可能です。
mkIVは、当社独自のハイブリッドDSP/FPGA処理システムを搭載しており、大量の処理能力と豊富なメモリを持ち、サンプル単位の高精度固定小数点ミキシング、クロスポイント補間、メータリング、ルーティング、柔軟でインスタンス可能な浮動小数点プラグイン処理を提供します。
mkIVには、100以上のゼロレイテンシーなハードウェアプラグインがバンドルされています。
追加のライセンス費用や煩雑なライセンスツールは不要です。DSP上で無料で使用できるワールドクラスのプラグインが総額$3100以上付属します。
mkIVはさまざまなコントロールサーフェスをサポートしており、ミックス、モニター、レコーディングのリモート操作が可能です。
すべてのmkIVユニットにはEdgeBusカードスロットが搭載されています。これにより、追加のインターフェースを導入せずにシステムのI/Oを拡張できます。
mkIV は、マルチボックス構成の設定を内蔵メモリに保存可能。再起動時、自動的にその設定を復元するため、コンピューターや MIOConsole に接続する必要はありません。
スタンドアロンで以下として動作可能
mkIV のクロスポイントルーティングと全I/O同時使用により、柔軟なフォーマット変換器として機能します。EdgeCard の組み合わせで、MADI ⇄ AES、ADAT ⇄ アナログ、などの変換が外部機器なしで実現可能です。
mkIV には、完全統合型のトラッキング DAW「Session」を搭載。ライブ、オーバーダブ、テイクベース録音に対応。MIOConsoleと統合されており、即時起動、追加ライセンス不要です。
主な特徴
完全なシグナルチェーン・ソリューションに必要なすべての機能を、ひとつのパッケージに統合することで、LIO-8 mkIV はこれまでにない性能と音質を、軽量・省電力・1Uラックサイズで提供します。この統合設計は、セットアップ時間の短縮や信頼性の向上に大きく貢献するだけでなく、ケーブル配線の削減、軽量化、消費電力の削減、コスト削減といった利点ももたらしながら、かつてない柔軟性とパフォーマンスを実現しています。
MHLink のルーティングおよび転送アーキテクチャにより、最大 100 メートル離れたユニット間でも、追加のレイテンシーなしにシステムを構築できます。
MHLink の自動構成およびハードウェア統合機能により、すべての接続ユニットがホストコンピュータからは 1 台の統合されたインターフェースとして認識されます。音声、コマンド、クロックのすべての信号を、最大 256 チャンネル(192kHz 時)の音声を含めて、軽量かつ安価で入手しやすい Cat 5e ケーブル1本で伝送可能です。
新しい mkIV の設計は環境にも配慮されており、驚異的な性能とパワーを、非常に少ない電力で提供します。全マイクチャンネルで 48V ファンタム電源を供給していても、LIO-8/4p mkIV の消費電力はわずか 25 ワット、ファンタムなしでは 21 ワット未満です。
この低消費電力設計により、mkIV は熱をほとんど発生させず、安定した動作を維持します。ファンも不要で、静音性にも優れています。
オーディオ製品の音は、単なる部品の寄せ集めではありません。使用されているコンポーネントを見ただけでは、その音がどうなるかを判断することはできません。優れたオーディオを実現するためには、すべての要素に対する緻密な設計とチューニングが不可欠です。これにはアナログ回路、電源システム、クロック、コンバーター本体すべてが含まれます。これらの要素は互いに非線形に影響しあうため、個々のパーツではなく、全体のシステムとしての完成度こそが音を決定づけるのです。
LIO-8 mkIV の A/D/A コンバーターは、アナログ I/O ステージに DC 結合されており、極めて低い位相歪みで信号を処理します。D/A には低域フィルターが一切かかっておらず、A/D 側には非常に緩やかな低域 DC ブロッキングフィルターが採用され、入力経路をキャリブレーションしつつ、DC オフセットを最小限の位相変化で除去します。
こうした設計のすべてが組み合わさることで、暖かく、開放感があり、立体感のある音像を実現します。細部まで明瞭でありながら、決して不自然さを感じさせないナチュラルな音。それは魂を持ったデジタルサウンドとも言うべき Metric Halo mkIVが提唱する新たな音のスタンダードです。
Green Room Studio, Vienna Austria
ロケーションレコーディング、スタジオ、マスタリングルーム - どのような場面でも、LIO-8/4p mkIV はあなたの作業を確実に支えます。
LIO-8/4p mkIV は Metric Halo の中核となる 3d テクノロジーを基盤としており、既存のすべての MH 3d インターフェースとシームレスに連携します。
柔軟で拡張性があり、設計上将来性にも優れているため、常に必要に応じてシステムをスケールアップできます。
Paper Street Audio Company