Platinumコレクションは、ダイナミクス、EQ、リバーブ、ディレイ、ピッチ補正、ローエンド強化、ステレオイメージング、マスタリングなど、幅広いオーディオ処理を網羅するプラグインパッケージです。
PlatinumにはWaves Goldに含まれるすべてのプラグインが収録されており、さらに次のステージへ進むために、クラシックなL2およびL3リミッター/マキシマイザー、高度なリニアフェーズ圧縮やEQなど、プレミアムなマスタリング用プラグインが追加されています。
さらにPlatinumには、定番のR-Voxを含むRenaissanceシリーズ全プラグイン、アナログモデリングEQのPuigTec、トランジェントシェイパーのSmack Attack、ローエンド強化用のLoAirなどが加わります。加えて、C4マルチバンドコンプレッサー、DeEsser、Doubler、H-Delay、MaxxBass、MV2、Vitamin Sonic Enhancerといった人気プラグインも数多く収録。
モチベーションも高く制作を進め、ミックスも基本のプロセッシングからキャラクターを生かしバランスを取った作業ができた。数曲をトラックダウンして、作品として発表するところまでもう少しという段階。
ここまでくると、少しずつ違う各トラックのカラーを整えたくなりますね。そういえば、ばらつきのある質感も統一したい、なによりダイナミクスを揃えたい。そう、マスタリングが必要なステージです。
Platinumバンドルには、ミックスに必須のGold、Renaissance Maxxバンドルのプラグインを全て収録しています。加えて、マスタリング専用のプラグイン、バンドルも取り揃えました。いずれも、細心の注意を払ってミックスしたトラックのバランスを崩さない、マスタリンググレードのプラグインです。
コンプレッションと同時にトラックの小さい箇所だけを持ち上げることのできるMaxxVolume。EQやマルチバンドダイナミクス処理で不可避的に起きてしまう、位相差による変質を防ぐリニアフェイズプロセッシング。さらに、Wavesの宝刀ともいえる、リミッターマキシマイザーL3 / L3-LL Ultramaximizer、L2も追加されています。
制作のスタートから、トラックダウン、マスタリングまで。Platinumはいずれのステージにも対応する、Wavesのオールラウンダーバンドルです。
Smack Attack
いわゆるトランジェントのコントロール用プラグインで、僕はオケ中に埋もれがちなキックの低域成分(つまりサステイン部分)を持ち上げるのによく使っていて、EQでブーストするよりも自然な結果になることが多い印象。
Yaffle(小島裕規)
Oneknob Pumper
まずOneKnob Pumperを使って表拍が凹むように処理。今回の場合だとゲートっぽい使い方でしょうか。実はOneKnobシリーズは結構好きで、ツマミ1つだけだけど絶妙に「ほしい効果」を出してくれるので。
Shingo Suzuki
L2 Ultramaximizer
イメージとしては、L1がガレージーな音質、L2はロックに合う感じで、L3はクリアかつ高解像度。僕はロック・ミュージシャンなので、中域にガッツの出るL2を愛用しているわけです。L2を使うとギターやスネア、キックなどのアタッキーな部分を出せるので、ロックにおいて一番聴こえてほしい要素が押し出されます。
松隈ケンタ(SCRAMBLES)
Meta Filter
すごいエグいかかり方がするフィルタープラグインですが、なんと言ってもプリセットが膨大にあって、ここから探すだけでもすぐにクリエイティブなものが見つかると思います。
Shingo Suzuki