発売を記念してイントロセールを実施中。2025年8月28日までの開催です。
Lindell Audio EQ825は、かつてごく限られたスタジオでのみ使用されていた、非常に希少で高く評価されている真空管式マスタリングEQを忠実に再現したプラグインです。実機に触れたことのあるエンジニアはごく少数ながら、そのレトロでカラフルなパネルデザインは一目でそれとわかる独特の存在感を放っています。
オリジナルは約2万ドルという価格からも、その価値と伝説的なステータスがうかがえますが、本プラグインではその「温かみ」「深み」「音楽的な美しさ」を、誰もが扱える形で再現。真空管ならではの柔らかく豊かなトーンで、ミックスやマスタリングに“黄金のような音色”をもたらします。
この伝説的なハードウェアは、アナログ愛好家による非常に凝った設計で、複数メーカーから厳選されたアナログ部品によって構成されています。
Lindell Audio は、そんな希少機材のアイコニックな5バンドEQとそのフィルターネットワーク(インダクター、抵抗、コンデンサー)を完全再現。ドラムにはタイトなローと抜けの良いミッド、ボーカルにはなめらかなハイと「エア感」を加え、魔法のようなトーンを生み出します。
このEQカーブが持つ独自の音質は、高品質な真空管とトランスによってさらに引き立てられます。クラシックな部品構成により、ミックスバス全体に甘さ・奥行き・パンチを与えるだけでなく、非常に高いヘッドルームも実現。
もっとキャラクターを足したいときは「Variable THD(可変サチュレーション)」を上げるだけで、真空管の個性を強調できます。
EQ825は、2000年代初頭に少数だけ製造された「Aクラス・パッシブ真空管EQ」を現代に蘇らせたもの。クラシックな回路と最新技術が融合した設計により、アナログならではのトーンを持ちながら、ノイズフロアを抑え、明瞭度も飛躍的に向上。
このようなクリーンさは、特にマスタリングの場面で威力を発揮します。全体に影響を及ぼすEQだからこそ、些細な質感の差が積み重なるのです。オーケストラなどの繊細なアレンジにも最適です。
オリジナル実機に忠実な設計ながら、機能性も大幅に拡張。ステップ式ゲインを「EQチートコントロール」と呼ぶ声もあるほど美しいEQカーブは、綿密に音楽的に構成されています。初期ロットを参考にした「連続可変ゲイン」によって柔軟な調整も可能。音のスイートスポットは、ほんの数回ツマミを回すだけで見つかるはずです。
さらに、今回新たにスペクトラムアナライザーも搭載。視覚的なフィードバックを求めるユーザーにも嬉しいアップデートです。
このEQは、ハードウェアの音を再現するだけでなく、創造的な使い方も広がるよう設計されています。Mid/Side処理、Mono Maker(200Hz以下をモノラルに)、最大16倍のオーバーサンプリング、さらにはローエンドを強化する「Octave Filler(1オクターブ下を付加)」など、新たな機能も多数追加。キック、808、タム、ベースなどでその効果は絶大です。
仕様
対応プラグインフォーマット
AAX Native, AU, AAX AudioSuite, VST2, VST3
対応OS
- macOS 12〜15まで(Intel & Apple Silicon対応)
- Windows 10〜11まで(x64互換CPU)
システム要件
- 画面解像度:1440 × 900px または 1280 × 960px 以上
- メモリ:2GB RAM