アナログレコード時代を通じて、オリジナルのFairchild 670コンプレッサーは非常にポピュラーなプロセッサーでした。
ほぼすべてのコンポーネントが真空管で構成され、当時のコンプレッション・テクノロジーが凝縮されたFairchildは、レコーディング・スタジオからレコードカッティング・スタジオまで、比類無きサウンドでその名を馳せています。
1950年代のコンプレッション技術の頂点とされるFairchild 660および670は、希少かつ高価で、そして何よりも極めて効果的な名機でした。その開放的で温かみのあるサウンド、そして素早いアタックレスポンスにより、トランジェントの形成やステレオバスでの“ミックスの接着”に理想的とされてきました。
PuigChildは、グラミー賞受賞プロデューサー/エンジニアであるジャック・ジョセフ・プイグ所有の愛機を基に、音響的なディテールまで忠実に再現されたプラグインです。
PuigChild Compressorは、エンジニア ジャック・ジョセフ・プイグ氏(JJP)が所有するFairchild 670独特のニュアンスを余すところなく、その芳醇な倍音が奏でる複雑なディテールまで、プラグインにキャプチャーしました。自分の生まれる前の時代にまでさかのぼり、現代に至るまでのあらゆる機材を試し、自身のサウンドに取り入れてきたといいます。
LAにあるトップクラスのスタジオ、オーシャンウェイ・スタジオの1ルームをハードウェアで埋め尽くし、何年にもわたって自分専用としてロックアウトするほどでした。
その一聴してはっきりと特徴のわかるサウンドは、彼が手がけたグラミー受賞作品の数々で聞くことができます。
PuigChild Compressorは、JJPが目指す普遍と独創のサウンドを、アナログプロセッシングの伝説を具現化するプラグインです。