Horizonバンドルは、Platinumバンドルに含まれるすべてのプラグインに加え、ヴィンテージアナログモデリング、マスタリング向けの高機能プラグイン、さらに多数のミキシングツールを収録した上位版バンドルです。
Vocal Riderをはじめ、CLA Classic Compressors全種、Kramer TapeやPuigChildなどのアナログ名機モデリング、Lシリーズのマスタリング用プラグイン群、Renaissanceシリーズ全種、WLM Plus Loudness Meter、Bass Rider、DeBreath、Centerなど、プロの現場で活躍するプラグインが満載。
Platinumに含まれるすべてのプラグインも網羅しています。
音楽の創造は1990年代にアナログからデジタルへ、ハードウェアからソフトウェアへ、2000年代にはコンピューターのパワーの上昇によりインザボックスでの制作、ミキシング、マスタリングは一般的なものになりました。
プラグインソフトウェアも大きく発展し、デジタル・プロセッシングは進化してきました。当時はコンピューターの性能から難しい、もしくは不可能だった処理も、現代のCPUパワーなら、何十ものトラックでプラグインとしてインサートすることも可能になりました。
Horizonバンドルは、21世紀を迎えた今の時代に望まれる、インザボックスの音楽制作のためのプラグインを揃えました。
PlatinumおよびTransformバンドルのプラグイン、そしてマスタリングにおいてWavesの最高峰マキシマイザーL-316/L3 Multimaximizer、マスタートラックを始めMS処理でサイドとセンターの音像のパンチ感の調整まで可能なCenter、配信の時代に欠かせないラウドネスレベルの測定、補正を担うWLM Plus Loudness Meter、そしてたった一つのノブで多彩なフィルターエフェクトを生み出すOneKnob Filterなどを収録。
さらにヴィンテージ・アナログ機材のモデリング、手コンプと呼ばれかつては全て手動だったフェーダーライディングによるオートメーション、10を超えるマルチバンドのリミッティング、名エンジニアのシグナルチェインをわずか数個のフェーダーとノブの操作だけで呼び出す、などコンピューターとCPU進化を最大限に活用する先進のプラグインを揃えました。
Horizonは、新しい時代のための新しいサウンドプロダクションの<地平>を目指すために必要なツールをバンドルです。
佐藤 純之介
Renaissance Bass:Renaissance Bassは、低域に倍音を加えることで、存在感を強調できるエフェクトです。48kHzで作業していたころは“これをかけるとブンブン言うな”と思ってあまり使わなかったのですが、96kHz以上の環境で仕事し始めてからは、むしろ意識して使うようになりました。
TeddyLoid
Vocal Rider:いかなる設定の場合も、補正に合わせて中央のフェーダーが上下するため、自分でオートメーションを描く際の参考にもなるんです。これを手本にして、どんなオートメーションを設定するか決めているほどですね。
Nakajin(SEKAI NO OWARI)
Vocal Rider:これがあれば大幅にその時間を節約できて、その分曲作りやアレンジに時間を充てられます。デモを作っているときだったとしても、仮ボーカルにVocal Riderを使ってあげると、デモそのものの仕上がりが良くなります。
L3-16 Multimaximizer:L3-16、もうこれは外せないプラグインです。マスターにはもちろん、ドラムをまとめたバスにも使います。インサートしてスレッショルドを少し下げただけで「そう、これ!」と思える質感に仕上がって、音楽を作る側としては完成形のイメージが掴みやすいんです。
tofubeats
Kramer MPX Master Tape:ムードという意味でいうと、EQではないですがKramer Master Tapeを使うことも多いです。デジタル臭さを消して馴染ませるため、空気感のようなものを出すために使っている感じですね。
牧野 忠義
L3-16 Multimaximizer:Lシリーズの最高峰と言える16バンド分割処理やプライオリティーの設定によってシンプルな操作ながらあらゆる所に手が届く。2mixの仕事では必ず最終段に挿します。
CLA-76:クリス・ロード・アルジが所有している実機をモデリングしたというCLA-76、CLA-3Aもよく使います。実機もよく使いますが、これらはプラグインとしてかなり完成度が高くて愛用していますね。
ニラジ・カジャンチ
CLA-3A:CLA-3Aはアコースティック・ギターにもエレキギターにもオススメです。このプラグインをかけるだけでローミッドの厚みが出ます。右下についてるHi Freqのノブが意外と便利。最近アンプ無しで録音する人も増えてるので、固いギターのハイをそのノブでアッテネート出来るのでいいですね。
佐藤 洋介
CLA-3A:この実機がスタジオにあってもあまり使用しないのですが、WAVES CLA-3Aはよく使います。たった2つのパラメータしかないのに、細かいこと気にしなくても安定していい結果を出してくれるから素晴らしい。
永井 はじめ
Kramer HLSEQを使うときは補正用途のカットで使うことはほとんどなくて、ブーストして音作りをするために使うことも多いんですね。HLS EQはそのブーストしたときの質感がものすごく良くて、気に入っています。
参考情報
Horizonは、一見Diamondとよく似た構成になっています。
両バンドルを比べた場合、PlatinumおよびTransformバンドルのプラグイン、そしていくつかの共通するプラグインを収録しています。
どちらを導入しようか、検討されている場合はご参考ください。
Diamond /Horizon共通
Horizonのみ