Diamondバンドルは、Platinumバンドルに含まれるすべてのプラグインに加え、マスタリング、サウンドデザイン、オーディオ修復のための追加ツールを多数搭載した、より多用途な総合バンドルです。
L3マルチバンド・マキシマイザー、Center、WLM Plus Loudness Meterなどのマスタリング用プラグイン、ノイズ除去や修復に特化したXシリーズ全種、さらにNLSコンソール・サミングやOneKnob Filterなど、ミキシングや音作りに便利なプラグインも含まれています。
インスピレーション、閃いたアイデアをトラックへと作り上げ、数々のツールを使ってミックスし、磨き上げ、最高の状態でトラックダウンする。
Diamondは、Platinumバンドルのプラグインをすべて収録し、さらに原石となるプロダクションの入り口から、基本のミックスの磨き上げ、そしてどの角度からでも洗練の輝きを放つカットの作品に仕上げるマスタリング、どのステージにも必要となるツールが収録されています。
ステレオトラックをMS処理し、センター/サイドの帯域、パンチ感までバランスを調整するCenter。トラックの倍音を操り、エッジを出す・馴染ませるなど自在な質感コントロールをCobalt Saphira、ボコーダーに多彩なボーカルサウンドを創造するMorphoder、ピッチコントロールプラグインSoundShifter。トラックすべてをバーチャルなアナログコンソールにサミングするNLS Non-Linear Summer。マルチバンドのリミッティング、マキシマイズの王道L3/L3-LL Multimaximizer。配信の時代に欠かせないラウドネスレベルの測定、補正を担うWLM Plus Loudness Meter、そしてシンプルな操作で様々なノイズ補正を実現するRestorationバンドルのX/Zシリーズプラグイン。
トラックを細部までコントロールし、トラック同士をより自然に馴染ませ、マスタリングで強力なプロセッシングを可能にする。
Diamondは、アンカットの原石を眩ゆい輝きに磨き上げるためのツールです。
ニラジ・カジャンチ
PuigTec EQP-1A:PuigTec EQP-1Aはすごく実機に似ていて、キックとベースにオススメです。キックドラムにはよく30Hzを上げてるんですけど、PuigTec EQP-1Aだと30Hzを5~6まで上げても“muddy”な感じにならないのでSub-Frequencyを細かくいじれるのがポイント。
古賀 健一
NLS:Driveを6dBほど上げてドラムやベースによく使います。「攻めた」ミックスのときにはLineではなくMicを使うことでアグレシッブな効果が得られるので、気に入っています。
土屋俊輔(PROCYON STUDIO)
V-EQ:V-EQ3とV-EQ4は周波数ポイントを選んで設定するタイプのEQで、連続可変には対応していません。またQ幅も動かせないので、ざっくりと設定するしかないのですが、その仕様がスピード重視の音作りにマッチするんです。
土屋俊輔(PROCYON STUDIO)
H-Delay Hybrid Delay:何より面白いのは機能面。例えばLoFiボタンを押すとディレイ音の高域がまろやかになって中低域が持ち上がり、テープ・エコーのような質感を得られます。またANALOGノブを上げることでもLoFiボタンに通じる音色変化を付加でき、手軽にアナログライクな音にできるプラグインです。
牧野 忠義
H-Delay Hybrid Delay:アナログディレイは各社色々ありますが結局これに戻って来ます。ディレイ音のなまり方がいい意味で音楽に溶け込むので、プリ/ポストフェーダーを問わず安っぽくならない空間作りが出来ます。
参考情報
Horizonは、一見Diamondとよく似た構成になっています。
両バンドルを比べた場合、PlatinumおよびTransformバンドルのプラグイン、そしていくつかの共通するプラグインを収録しています。
どちらを導入しようか、検討されている場合はご参考ください。
Diamond /Horizon共通
Horizonのみ