ゲートの概念を根本から再定義
オーディオゲートの本来の目的は、狙った音をそのまま通し、不要なノイズだけを除去することです。SuperGateも基本的な使い方は他のゲートと同じで、トリガータイミングを決めてターゲットのサウンドを特定して分離することができますが、SuperGateは従来のゲートとは全く異なるアプローチを採用しています。
SuperGateの革新的なアプローチ
1. 独自のゲートカーブ設計
通常のゲートでは、ダイナミックエキスパンダーのパラメータを基にゲートが動作します。
しかし、SuperGateでは、ユーザーが設計したアタックとリリースのゲインカーブを、サンプル単位でゲートエンベロープとして適用します。再生中にトリガーポイントが検出されると、定義されたエンベロープがそのまま適用されるため、アタックとリリースの遷移が完全にコントロール可能になります。
2. 視覚的に設計できる
専用の視覚化ツールを搭載し、リスニングと視覚的フィードバックを組み合わせて、理想的なゲートカーブを設計できます。
3.完全なサンプル単位処理で歪みを排除
SuperGateは、ゲートのゲインカーブをサンプル単位で適用するため、エイリアシングアーティファクトを完全排除し、補正のための補間処理が不要で、ゲイン変化に伴う音の濁りやモジュレーションが発生しません。つまり、すべての音のディテールが維持され、ゲートの効果だけが純粋に反映されます。
適用されたゲートカーブは、まるで音声データに直接コピー&ペーストされたかのように正確に機能します。そのため、オーディオトラックの微妙な表情やニュアンスを損なうことなく、不要な音だけを消去することが可能です。
SuperGateは、単なるゲートではない
SuperGateは、従来のゲートの問題点をすべて解決し、ゲートが本来あるべき姿を実現した、究極のゲートプラグインです。「ただのゲートだろう」と思っているなら、ぜひ試してみてください。その違いに驚くはずです。
Features : 特徴
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- 高品質なシグナルプロセッシングと直感的なワークフロー
- ステートマシンベースのアタック&リリース制御により、歪みのないゲート処理を実現
- カスタマイズ可能なアタック&リリースカーブ
- 遅延補正付きルックアヘッドモードを搭載し、正確なトリガー検出が可能
- ゲートモードとダッキングモードの両方をサポート
- SpectraFooアナライザー搭載の統合ディテクターEQ
- 柔軟な内部モニタリングオプション
- スレッショルド/ヒステリシスとホールドタイムコントロールを搭載
- 最大減衰レベルの調整が可能
- 詳細なディテクター&ゲインリダクションヒストリーメーター
- 豊富なプリセットを収録
- ユーザーインターフェースのサイズ調整が可能
- クロスプラットフォーム対応のプリセット管理機能(MH Preset Manager)
v3からv4への主な進化ポイント
- macOSおよびWindowsの両方でVST3バージョンを追加
- Apple Siliconネイティブ対応のVST3を搭載し、Steinberg製品(Cubase、Nuendoなど)を含むすべてのVSTホストで使用可能
v4の全プラグイン共通の新機能
- アンドゥ・リドゥ機能を追加
- A/Bスナップショットとスナップショットブレンド機能を搭載
- ソフトウェアのアップデート管理機能を強化
- より柔軟なサイズ変更に対応
- ヘッダーバーに共通コントロールを追加(ヘルプ、リサイズ、ペイン開閉)
- macOSではAU、AAX、VST2、VST3に対応
- WindowsではAAX、VST2、VST3に対応
- プリセット管理機能を改良
- 複数のプラグインインスタンス間で設定をコピー・ペースト可能
- プラグイン詳細情報ペインを追加(MHロゴからアクセス可能)
- ドキュメント、テクニカルサポート、FAQへのリンク
- ソフトウェアアップデート情報とリリースノート
- 現行バージョンのリリースノート
- プラグイン設定オプション
- macOS版インストーラーのダウンロードサイズを大幅に削減
- 多くのプラグインでユーザー設定可能なテーマを追加
- 多くのプラグインでノブのデザインを選択可能
- バンドカラーのカスタマイズ機能を追加
- ユーザーインターフェースのカラー設定をカスタマイズ可能
- ノブリングの表示・非表示を選択可能
- レイアウトとビジュアルをさらに洗練
※本製品の最新の動作環境は、以下よりご確認ください。
→ Metric Halo製品動作環境