世界でもっとも好まれる2台のコンソールモジュール、1073と1066を再現。最高のサウンドキャラクターの組み合わせが実現します。
かつてのアナログEQ設計者たちは、ハードウェアの制約の中で“使える周波数と操作性”を厳選し、一瞬で理想のサウンドを作れるような「ベスト盤」的パラメーター構成を追求していました。
V-EQ3は、その哲学を現代に継承。
緻密な中域、豊かな低域、そして明るい“エアー感”を兼ね備えたこのEQは、精密な補正ではなく、音に彩りと温かみを与えるアナログ的なアプローチを提供します。
V-EQ3とV-EQ4
一見するとV-EQ3とV-EQ4の違いはフィルターとミッドレンジのベルEQの有無だけです。
しかしその裏側では、V-EQ3は1066/1073譲りの低ノイズクラスAプリアンプを、V-EQ4は1081にあったより高効率のクラスABプリアンプと、ともにオリジナルハードウェアと同じトポロジーを採用しており、生み出されるサウンドに異なる音響的なキャラクターを付加しています。
さらにV-EQ4が多くの周波数ポイントを備えていたり、Q幅の選択肢を持たせているなどの違いもあります。
素早くトーンを形作りたい時にはV-EQ3を、より柔軟に中域をコントロールしたいならV-EQ4と、使い分けができます。
V-EQ3のクラシック3バンドEQによる絶妙なカットオフポイントと可変式ハイパスフィルターは、ミキシング、マスタリングに最適です。
60〜70年代の豊かなクラシック・サウンドに辿り着くための最善のショートカットでしょう。